世界観のアバウトな設定。
存在
この世界に存在しているものたちについて。
まず、神さまのようなものが実在するので、その遣いとしての天使みたいなものがいる。力の強さによって半神とか天使とかみ遣いだとか妖精だとか、そんなふうにさまざまに呼ばれている。
生物は現実世界と同様。亜人種 (エルフとかドワーフとか) や、いわゆるモンスター (オークとかゴブリンとか) やらは存在しない。
ファンタジーとかオカルトとか的カテゴリな存在としては、不死族 (吸血鬼や屍食鬼とか)、悪魔 (一般的な魂を取引する類の連中や、妖魔とか夢魔とか淫魔とかそんなやつら)、魔法生物 (ゴーレムやガーゴイルやらそのあたり) なんかがいる。
まぁ大概のものはいるってことになるけど、亜人種と怪獣はいないってことで (ネッシーとかサスカッチとかはいないかもしれない)。
概観
舞台は 14-15 世紀のヨーロッパ的な雰囲気の世界。なんかこう、まるっとまとめたイメージみたいなヨーロッパってことでひとつ。世界全体もだいたい 14-15 世紀あたりを想像していただければオッケー。
ヨーロッパみたいな国があって (レコンキスタのスペインから滅亡前後のビザンツ帝国までまるっとまるっと)、東には大陸的な、トルコとかモンゴルとかみたいな拡張主義的で戦闘的な国があって、南にはアラブな感じの学問とか交易とか進んでるのに政治はサッパリな国があって、北には東欧からロシアにかけてみたいな気候が厳しくて外敵に圧迫されてってな国がある、とそんなふうにアバウトな感じ (この設定はフィクションです。実在の国・地域・団体などとはいっさい関係ありません)。広さについては、まぁ訊くなってやつ。さらに細かく分かれるのかもしれないけど、今は考えてない。
山の砦のある国はこの流れ的におおざっぱに西の国と呼ぶ。
宗教
この世界には神さまは複数いるらしい。
ひとたちが信仰してる神さまは、四大元素と光と闇 (生と死) の 6 種類ぐらい。地水火風=黄青赤緑、光闇=白黒、と色で呼ばれたりもする。FF 的に雷と氷足して 8 種類とかにするかもしれない (そういうキャラが出てきたら)。神さまじゃなくて精霊とかそういうものになるかもしれない。あんまり厳密じゃない。社会制度とかにがっつり関係する要素ではあるけど、そのへんはまぁなぁなぁでなんとなくって感じでいーかげん。それぞれ街に神殿が、村に社があったりなかったりする。
こういった属性やらなにやらをあやつる力を持っているひとは魔道士とかなんとかそんなふうに呼ばれて、尊敬されたり恐れられたり、場合によっては迫害されたりなどいろいろする。数は少ない。神殿の司祭といっても必ずしもそういう力をもっているわけではない。
勢力的には、光を信仰してる人口がいちばん多い。祝い事は光の、弔事は闇の管轄。といっても闇は汚れ役というわけではなく、眠りや安寧も司っていたりするので、敬遠されてるということはない。
6 種類以外にも必要に応じてなにやらいたりもする。
地理
西の国は王国で、首都 (王都) がある。中央集権に近づいてきてる封建社会。貴族っていうか領主な階級があって、爵位とかもなんとなく定まってきてる。自治都市みたいなものもある。ギルド的なものもある。農業、商工業、海運なイメージ。国土は平野あり起伏ありでおおむね豊か。
東の国はアジア的中央集権国家で帝国。ハーレムとか近衛親衛隊とかある。遊牧、農業、陸運って感じ。平原が多く、地味の豊かな地域や岩砂漠や山岳地帯なんかもある。
南の国はひとつの宗教が権威を握ってる。王国だけど宗教の方が強い (西の国とは信仰のかたちが違うけど、火か光かそのへんの属性の神さまだか精霊だかだと思われる)。遊牧、商業、学問ってところ。海運で西の国と、陸運で東の国と競合がある。砂漠が多い。若干弱体傾向。
北の国は封建的な社会。名目上の国王は諸領主の代表程度のもので、権威はほとんどない。農業、酪農、狩猟、林業で、風土的に生活は厳しくて、ちょっと遅れてる (この設定はフィクショn)。平原と深い森、河が多い。
もっと東の方にはどでかい帝国とか、忍者がいる島国とか、熱帯雨林なところとかもあるらしい。マハラジャが住んでいそうな国なんかもあるに違いない。南の国よりもっと南にはサバンナとジャングルがあるっぽい。西の海のかなたでは新大陸が発見された模様。
人間の寿命
ルネサンス以前ということなので、出生時平均余命とかちゃんと出してしまうとおそらく 20 歳程度。これは乳幼児の死亡率が高いせいで、長い人では 80 とかまで生きることもある (多分ものすごい長老)。だいたい人生 50 年って感覚でよさそう。キャラクターたちが、書き手がおっさん好きだなんだ騒いでる割に若いのは、そういった理由から。5 歳で労働力、15 歳で成人、20 歳でヴェテラン、20 代後半は指揮官クラス(このへんからおっさんよばわりが始まる)。30 代はけっこうオヤジで重鎮。40 歳あたりから老化が顕著になってくるような、そのくらいのイメージで。
人間以外の寿命については、よくわからない。神も老化するのかもしれないし、悪魔とかは寿命があるみたい。不死族がどんくらい不死なのかもよくわからないし、知識は深淵に閉ざされているのでした。
山の砦について
山の砦は西の国の、東の方の、そんなに高くはない山っぽいあたりにある。東の国の軍隊がよく越境してきて戦になったりする。
砦はもともとは小規模な匪賊の根城だったものが、十数年前ぐらいから東の国が拡張政策を取り始めたので、強盗とかするより戦争してお金儲けた方がいいような状態になってきた。そんな状況に惹かれてさまざまなひとたちがやってきて、山賊だか傭兵団だかなんかそんなような集団が成長。砦もそれなりに立派になって、付近の農村を支配下に置いて、勝手に領主みたいなことをやっている。近所の領主たちとは仲良くやってるところもあり、ケンカするところもあり。
まぁ要するに、いわゆるファンタジーなヨーロッパってやつ!前提はだいたいこんな感じ。